日本で正しいサプリメントと栄養療法を普及させたい

薬剤師カフェvita2010年に東京・銀座に日本初の薬剤師在住の「サプリメントサロン」として誕生しました。

薬剤師・平井陽子がカウンセリングをし、お客様に合ったサプリメントを提供するスタイルです。そして現在ではより多くの方の健康に貢献すべく銀座の店はクローズし、企業や病院・薬局向けに薬剤師開発の「高機能サプリメント」の卸事業を行っています。

 

がん患者様が質の悪いサプリメントの被害に合われている事にショックを受けた

私、平井が薬剤師としてこのような店舗を開業するに至った経緯としては、国立がん研究センター中央病院勤務時代の経験でした。当時、私の病院薬剤師としての業務の中に、がん患者様への服薬指導に加えて患者様が利用している趣向品やサプリメントのチェックがありました。患者様がサプリメントなど摂取していないかチェックすることは、抗がん剤などの医薬品と相性が悪くないか、作用を阻害していないかどうか確認する上でとても重要なことだったからです。そして実に多くのがん患者様が多種多様なサプリメントを摂取している事実を知り驚きました。

その業務の中で、患者様から「このサプリメントは本当に良い製品なのか」など質問されることが時折ありました。しかしながら私のがんセンターでの薬剤師としての業務はあくまで「薬との飲み合わせ」を確認することで、飲み合わせが特に悪くない場合「サプリメントは自己判断で飲んでください」と言うことしか出来ませんでした。

もちろん病院で販売しているサプリメントも無く、サプリメントの提供も行いたくても出来ませんでした。ですが患者様から質問されて気になった成分に関しては、個人的に業務時間外に調べたりもしました。そして健康食品・サプリメントの中にはサイエンスに沿っていない製品があること、また残念ながら多くの詐欺まがいの製品が存在する事実に大変ショックを受けたことは今でも鮮明に覚えています。例えばただの「水」を、「奇跡の○○」という名前で高額販売している、がん患者様の藁をもすがる思いを悪用するような、薬剤師としては許しがたく信じられないようなケースもありました。

 

栄養療法に役立つ「高機能サプリメント」との出会い

国立がん研究センター中央病院は最先端の高度医療を行う日本がん医療の中枢であり、その現場で学べたことには感謝しかありません。しかしながらその高度医療の現場でも、治療以外に栄養療法としてビタミンを含む様々な栄養素を患者様に提供できないのには疑問を感じていました。日本では混合診療は原則として禁止されています。保険医療である治療と、自費で受けられる予防医療を混ぜて行うことは例外を除き基本的には出来ないのです。がんセンターに限らず大半の病院で病気の「治療」がメインで行われることは日本の医療制度では致し方が無い事だったのです。

そのような状況の中、アメリカや他の先進国の中には医師から病気の治療を受け、さらに同じ医療現場で一般的なサプリメントより高濃度で栄養学的に考えられた「高機能サプリメント」を患者様が購入出来る場合もあるということを知りました。特にアメリカは日本のような皆保険制度がないため簡単に治療を受けられない事から「予防医療」という概念が発達しており、それに伴い医療現場でも使用できる「高機能サプリメント」が発達している事実も知りました。そして予防医療に貢献できる「高機能サプリメント」という概念を日本でも広めたいと思うようになり、日本で薬剤師が「高機能サプリメント」を提供する店舗「薬剤師カフェvita」を開業するに至りました。

 

日本は超高齢社会に伴い「予防医療」が益々重要になっている

アメリカの医療現場で活用されている「高機能サプリメント」を知るとともに、アメリカが抱える「医療の闇」も見えてきました。前述のようにアメリカは日本のような「皆保険制度」が無いために、医療費が恐ろしく高いのです。地域や病院ごとに異なりますが、風邪で病院を受診しただけで十数万、疾病の手術ともなると数百万かかるケースもあり、アメリカで破産した人のうち約60%は医療費が原因とも言われています。

日本は「超高齢社会」に突入し、年々医療費も増大しています。このまま医療費が上がり続けることによって、安く良質な治療を受けることが出来る日本の素晴らしい「皆保険制度」も、現在の状況では近い将来破綻するとも言われています。

皆保険制度が破綻し、アメリカと同様に良質な医療を簡単に受けられない「地獄」が待っているとすると、それを少しでも食い止めるためにも日本国民一人一人の「セルフメディケーション:自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること(WHO定義)」が益々重要となります。

 

より多くの方に「高機能サプリメント」をお届けしたい

私はこのような信念のもと、「予防医療」の重要性を説いて活動してきましたが、店舗を構えてだけの活動だとどうしても限界がありました。より多くの方に広く栄養療法の手助けとなる製品をお届けするためにも、企業や病院・薬局向けに薬剤師が開発した高機能サプリメントの卸事業を開始することにいたしました。

薬剤師カフェvitaの活動が日本での「セルフメディケーション」の手助けとなることを切に願っております。

 

「セルフメディケーション」には日々の健康的な「食事」も必要不可欠!

最後にお伝えしたいのが、私は講演やメディア取材なども含めこれまで正しいサプリメントの活用法や栄養療法の情報などお話してきましたが、とても残念で悲しいことは私の活動が一部の方に誤解されたことでした。同業者の薬剤師からも「サプリメントより日々の食生活が大事ではないのですか」と誤解したような連絡を受けたこともありました。私の考えを丁寧にお伝えしたら分かってもらえましたが、健康のためには日々の健康的な食生活をないがしろにしてはいけないというのは私も大前提にして活動してきました。健康には食生活、運動、睡眠、精神的な問題など複数の要素が影響し「サプリメントを摂りさせすれば他はおろそかにしても良い」など全く考えていません。

予防医療・栄養療法専門の薬剤師として、「サプリメント」以外の健康情報もこれからさらに発信し、日本の予防医療に貢献できれば幸いと考えています。