「野菜などの抗酸化物質は若々しさ、病気の予防に良い!」                                                   

近年しきりにメディア等でもこのように言われます。

抗酸化物質がなぜ身体に良いのか、

簡単に言うと、老化や病気の原因ともなる「活性酸素」と戦う物質が「抗酸化物質」なのです。

私達は生きるために呼吸をし、体内に酸素を取り込みます。その時の酸素は数パーセントほどは「活性酸素」となってしまいます。

活性酸素の体内の良い役割として、細菌やウイルスを撃退する役目をしています。

しかし残念ながら活性酸素は体内で悪い作用もし、老化や病気の原因ともなっています。

 

活性酸素は以下の様に様々な悪さをします。

・老化

・皮膚の劣化(シミ、シワなど)

・様々な病気の原因

(がん、肺炎、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー型痴呆症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、白内障、胃潰瘍など)

 

なんとシミ・シワだけでなく生活習慣病、がんの原因ともなるのです!

人間は若いうちは余計な活性酸素を除去する能力が充実しています。しかしながら歳を取ると共に、その能力も低下してしまいます。

実はこれは自然な事で、だから人は歳を取ると共に活性酸素の害に負け皮膚はたるみ、老化し、病気になりやすくなるのです。

しかし現代人は人生100年時代とも言われるように、昔より寿命も大幅に伸び、健康寿命をいかに伸ばすかが近年では課題となっています。

そこで活性酸素と戦う成分として注目されているのが「抗酸化物質」なのです!

抗酸化物質の例には以下があります!

 

★ ビタミン類 ( ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE など )

 

★ 様々な食物に含まれる「 ポリフェノール 」

例) 

トマト・・・リコペン

ブルーベリーや紫キャベツ・・・アントシアニン

玉ねぎ・・・ケセルチン 

ほうれん草やアスパラガス・・・ルチン

胡麻・・・セサミノール

大豆やソラマメ・・・イソフラボン

ワカメ・・・フコサキチン

お茶・・・カテキン

ワイン・・・タンニンやアントシアニン、など

 

ポリフェノールとは野菜の色素や苦味、渋味の成分となる物質の総称で、実に多くの野菜に含まれています。

なので様々な野菜を摂る食生活は、身体に役立つ多種類の抗酸化物質を摂取する事になり、健康的なのです!

 

最後に、活性酸素を発生させる要因として、ストレス、喫煙、過度なアルコール、過度な運動、過度な紫外線、などがあります。

年齢を重ねた方はもちろん、若い人でもアスリート並の過度な運動を行う方、そしてストレスが多い方はしっかり抗酸化物質を摂る生活を心がけたいですね。